自国通貨と外国通貨・為替について

FXを始める前に覚えておきたいキーワードがあります。取引をする前に知っておきたい通貨のこと、基本的な情報を頭に入れておくだけでもFXがよりわかりやすくなるはずです。

為替レートとは
為替レート、FXに限らずよく耳にする言葉です。海外旅行などに行く際に、日本円を海外の通貨に替える際に発生する交換比率があります。為替レートとはこの比率のことを指し、「1ドル110円89銭」といった表現は、1ドルあたり110円89銭の価値がある=価格ということです。これが米ドルと円の為替レートです。

スプレッドとは
しかし海外旅行に行く時にドルを買う値段と、旅行から戻ってきてドルを売り日本円に戻す時の価格には差がありますよね。このように実際売買した時の値段の差を「スプレッド」といいます。

さて、為替が変動するのはなぜでしょうか。
為替レートが動く要因として挙げられるのが、経済指標や金利政策、国の政策や政治背景などがあります。このような情報を集め、自分が持つ通貨を売るのか、買うのかを判断して取引を行っているのが投資家たちです。価格が変動する中、異なる通貨を売り買いして利益を出していくのが基本的な取引の流れとなります。
市場に売り手が多ければ相場は下がる傾向になりますし、その逆で買い手が多ければ相場は上昇傾向へと動きます。市場のトレンド、投資家たちの傾向を見極めることも取引を有効にするために必要なことです。

世界各国の主要通貨、その特徴を下記にまとめておきます。FXでは外国通貨を扱った取引ですのでそれぞれの通貨の特徴や癖、国の基本的な事情や単位など覚えておいて損はありません。

アメリカ合衆国:米ドル
世界の第一基軸通貨、取引数は最大で常に活発に行われています。最近では米ドルが弱体しつつあると言われていますが、それでもまだまだ主役であり、主軸通貨として君臨しています。米国の動向はメディアなどで情報収集しやすいため、投資するための判断材料が豊富にあるといえます。

EUヨーロッパ:ユーロ
米ドルに次ぐ第二の基軸通貨です。世界各地の政府、中央銀行などの主要金融機関においてもユーロの保有数を増やしています。今後も需要は更に大きくなっていくと考えられる主要通貨です。

イギリス:英ポンド
デイトレードを好む方向けの通貨です。為替レートの変動が大きく激しいため、初心者には少々リスクが大きいと言えます。値動きも大きくなるため高いスワップポイントも期待できます。初心者の方でも、経験を積んで慣れてきたころにポンドを絡めた取引に挑戦してみてはいかがでしょうか。

カナダ:カナダドル
カナダドルの特徴は比較的安定しているという点です。米国との貿易が盛んに行われていますから多少米国の経済情勢に影響を受けることはありますが、カナダで産出される金、原油といった資源が経済を支えており、為替レートの安定につながっています。

米国との貿易が活発なので、米国の経済活動の影響を受けやすい面もありますが、金や原油などの資源が豊富で為替レートはわりと安定しています。

オーストラリア:豪ドル
高金利とスワップポイントの高さが魅力の通貨です。XEマーケットを利用するトレーダーのほとんどが豪ドルを扱ったFX取引をしていると聞かれるほどの人気通貨です。とにかく高金利を狙いたい方にはお勧めでしょう。但し、経済規模の大小でいえばやはり米国には敵いません。そのため為替レートが変動しやすい傾向があるのも注意です。

ニュージーランド:NZドル
高いスワップポイントと為替差益、双方共に利益を狙えるチャンスがある通貨です。為替ートの変動幅が大きくなることがあるため注目です。

スイス:フラン
永世中立国を宣言しているスイスですから、経済が危機的状況に陥るなどの変局や有事の際によく買われる通貨となっています。2001年の米国同時多発テロ以前は、米ドルが強い傾向にありましたが、テロ以降の通貨急落などにより、中立国スイスのフランが有事の際には強いと注目されるようになりました。

南アフリカ:ランド
値動きの幅が広く大きいのが特徴です。政策金利が高いためスワップポイントで利益を上げることができる通貨の一つです。南アフリカは資源国でもあり、金やプラチナといった鉱山資源の原価が上がることで通貨の価値も上昇する傾向にあります。